もう一つの視点

真理は少数から始まる

提言・コラム

サザン、ユーミン、ミスチルの特集はほどほどに

ラジオかテレビで、半年おきに「サザンまるごと〇〇分」や「ユーミン特集」などをやっているように感じられるのは気のせいか。 もともとサザンの曲もユーミンの曲も好きで、数十年にわたり時々聞いていたが、最近は曲がかかるとすぐにスイッチを切ってしまう…

キャッシュレスは不便?

今の日本には驚くほどたくさんの支払い方法がある。それが店ごとにバラバラである現状が、キャッシュレス決済をかえって使いにくいものにしている。コンビニやスーパーのレジ前で、客は「この店ではどれが使えるのか」とロゴを凝視し、自分の持ち札を確認す…

建築家の勘違いが風景を汚す

建築物を眺めたとき、言葉にできない悲しさや不気味さを感じることがある。例えば、最高裁判所大法廷の天井にある、グローリーホール(ダム穴)のような不気味な穴。あるいは、京都の玄関口に建つ、中国が想像した未来都市のようなデザインの京都タワー。こ…

「ナンバーワン」と「飛距離」を巡る誤解―美しい響きの誘惑

現実の社会では、個人も企業も上を目指して日々切磋琢磨している。頂点を志す強い意思こそが進歩や発展の原動力であり、その懸命な努力の積み重ねが、豊かな人生を形作り、科学技術や文化、経済を向上させてきた。 それにもかかわらず、「ナンバーワンになら…

「試合を楽しみたい」は敗北への一歩

女子卓球や女子バレーなど、日本代表のスポーツ選手が「明日の試合は楽しみたい」と笑顔で語る場面をよく目にする。 しかし、このセリフを口にして勝利した選手を、少なくとも私は一度も見たことがない。この言葉を発した選手やチームは、終始相手のペースに…

謝罪の意味

「すみませんでした」や「謝罪いたします」という言葉は、それ自体が責任を取ったことにはならない。これらは、これから責任を取りますという「意思表明」や「宣言」に過ぎない。しかし、それを口にしただけで済ませようとするケースが非常に多い。謝罪の言…

知恵袋、回答以外の投稿は不要

ヤフーの「知恵袋」というサービスの回答欄を見てみると、質問の答えになっていない書き込みがあまりにも多い。誤字・脱字の指摘から「自分で調べろ」といった暴言まで、まさに「何でもあり」の状況だ。中には、見ず知らずの相手に説教を始める回答者までい…

日本でヒッチハイクは馴染まない

来日した外国人がヒッチハイクで日本を縦断する様子が、テレビ番組で放送されることがある。諸外国の習慣はわからないが、日本ではヒッチハイクという手法は馴染まないように思う。 見知らぬ人が道端で親指を立てていても、積極的に「乗せてあげよう」と考え…

警察官や教師を嫌いな人

反社会的勢力や不良と呼ばれる人々は、警察が大嫌いで悪口ばかり言う。同様に、学校や教師の悪口を繰り返す子どもや親も存在する。 彼らに共通しているのは、自分の思い通りにいかないと荒れる気質や、困難から逃げ続け口先だけで実行力が伴わないといった性…

手帳に輝く、最後の一行

今年も、あと1日となった。 これまで心に留まった言葉をメモし、生活の糧にしてきた。手帳には、例えば次のような言葉が書かれてある。 場を清め、時を守り、礼を尽くす 言葉はこだま(「バカ」と言えば「バカ」、「ごめんね」と言えば「ごめんね」と返って…

死による涙は感動ではない

ドラマや映画で、戦争か病気による死を盛り込む作品があまりに多い。人の死を扱えば、視聴者は簡単に涙を流し、展開を追ってしまう。制作者はそれを利用して視聴率を稼ごうとし、視聴者は涙が出たことで「感動した」、「素晴らしい作品だった」と誤解する。 …

「好き」と「愛している」

「好き」とは、「自分のものにしたい」という自分勝手な気持ちであり、「愛している」とは、「その人のためになりたい」という気持ちである。 相手の性質を深く知らぬまま、「好き」という高揚感だけで結婚を選んだ先に何が待っているか、想像するのは難しい…

残念な食レポ

残念な食レポ三選 ・「ごはん、おかわり!」 ・「メシ、何杯でも食える」 ・「白メシ、食いてえ~」 なぜ、「白米」なのだろう。しょっぱい漬物でも同じ感想になる。タモリ氏も、このような感想を聞いた時、「なんでご飯のことなんだ」と苦笑いしていたこと…

「さんねん峠」が教えてくれたこと

書店に行ったら、目立つところに小学生向けの本が並べられていた。小学生はちょうど冬休みに入った頃だ。読書の機会が増えるので、置かれたのだろうか。 目に飛び込んできたのは、表紙に描かれたユニークな表情のおじいさんの絵だった。「さんねん峠」という…

女子でも将棋は面白い

以前、将棋の女流三冠が棋士編入試験に挑んだが、結果は0勝3敗で不合格となった。 なぜこれほどまでに男性棋士は強いのだろうか。女性の競技人口が圧倒的に少ないため、トップ層であっても、より層の厚い男性棋士と比較すれば相対的な実力差が生じてしまうと…

公人の言葉と態度の重さ

テレビを見たら、武田鉄矢氏が情報番組のコメンテーターのようなことをやっていた。レギュラーのようである。 彼は、過去にファンからサインや写真撮影を求められた際、「あなたに(直接?)お世話になっていない」という思いから、ファンに冷たく、攻撃的な…

「人を外見で判断してはいけない」は正しいか

「人を外見で判断してはいけない」と言われる。 しかし、面接や日常の安全判断が示すように、服装や態度といった外見から人となりをある程度判断できるのも事実である。

自分の心が決める

「思い」や「感じ方」は、自分の心が決める。もちろん、「幸せ」も自分の心が決める。 夕食がコンビニおにぎりの時、悲しくなるのだろうか。外国人観光客が、ホテルの部屋で「おいしい。すばらしい」と言いながら、嬉しそうに食べていた。 失敗すると、絶望…

大試合での大谷選手は諸刃の剣

2025年ワールドシリーズにおけるドジャースの連覇は、劇的な結末を迎えた。しかし、この勝利が本当に実力で勝ち取られたものかという疑問は根強く残る。この優勝は、地力で勝っていたブルージェイズに対し、山本由伸投手という新たなエースの献身と、極めて…

有力だが未確定-宇宙物理学に必要な謙虚さ

ビッグバンなど、宇宙物理学の理論は現時点での有力説であって、まだ確定したものではない。宇宙物理学者は、他の説を次々に否定するのではなく、謙虚に、そして正確に「未確定である」、「まだわからない」と認める姿勢が必要であろう。宇宙の根本的な理解…

U-17W杯、韓国監督「ライバルより隣国」

カタールで開催されているU-17ワールドカップは、私たちに日韓関係のあり方を再考する貴重な視点を提供している。特に、大会中に聞かれた韓国代表監督の言葉は、長らく日本のスポーツメディアが築き上げてきた「宿命のライバル」という固定観念を乗り越える…