政治・国際
アメリカ第一主義を宣言しているトランプ大統領が、今度は「私には国際法は必要ない」「私を止められるのは私自身の道徳だけだ。私の心だ」と述べた。この二つの言葉こそが、彼の本心なのだろう。 これは「ルールを無視して自分勝手なことをする」と公言して…
今、私たちが直面しているのは、中国という国の「変わらない恐ろしさ」である。中国にはそもそも善悪の判断基準などなく、自国の利益と野望のためであれば、どこの国に対しても何でもやる。ある時は仲が良いふりをして見せかけの接近をし、相手を油断させて…
ネットニュースに、「裏金問題どこへ?自民・丸川珠代氏『高市さん』連呼で優勢か」という記事があった。丸川氏は、有権者を馬鹿にしすぎであるが、実際これが最も効果的だ。 詭弁やパフォーマンス、テレビ情報によって作られた感情で、国を導く人を決める。…
かつて5kg2000円前後が当たり前だったお米の価格が、今や3500円から4000円を超える異常事態となっている。スーパーの棚からお米が消えた「令和の米騒動」を経て、供給が安定したはずの今もなお、私たちの家計を圧迫し続けているのはなぜか。その背景には、単…
国際会議や首脳会談のたびに首相が代わるような不安定な政治は、国際的な信用を失い、国力の低下を招く。今の日本に求められているのは、代表たちの不祥事が目立つ新興政党が、耳当たりのよい言葉で権力に近づくことではない。必要なのは、国内外から信頼さ…
自民党は安倍氏の国葬を断行したり、神社内に顕彰碑を建てて彼のマフラーなどをご神体として奉納する式に出席したりするなど、未だに彼を「神」のごとくあがめている。だが、彼が遺した負の遺産に目を向ければ、その評価は180度変わる。 まず、彼が好んだ「…
今年に入って日経平均株価が急激に上昇した。衆院の解散報道が決定打になった形だ。しかし、立憲民主党と公明党による新党結成の合意報道が流れてから、2日続けて下落に転じている。 来たる衆院選で高市氏が勝利すれば、日経平均はさらに上昇する可能性もあ…
マチャド氏が自身のノーベル平和賞メダルをトランプ氏に贈り、トランプ氏がそれを喜んで受け取ったという。自己の名誉の証を他人にあげる感覚も、それを受け取って悦に入る感覚も、到底理解しがたい。 マチャド氏については、個人の奇行として片付けることも…
最近の選挙結果や政治の現実を見れば、民主主義が「ベストな仕組み」などではないことは明白だ。「勝てば何をしてもいい」という多数派の専制を正当化する道具に成り下がっている。 トランプ氏のような扇動的なリーダーが、どれほど暴言を吐き、自己中で世界…
山火事が多発している。山梨の出火場所は登山道沿いのベンチ付近、神奈川は山小屋だった。群馬の出火原因は調査中だが、いずれも人気(ひとけ)の少ない登山道沿いであることを考えると、意図的かタバコによる可能性が高い。 日本には、「日本なんか無くなれ…
日本の政治が安定しない理由は、政党の数や政策の違いにあるのではない。根底には、言葉の空洞化と、それを助長する報道構造、そして有権者の判断力の揺らぎがある。野党は分裂を繰り返し、新興政党は理念や責任よりも目先の影響力を優先して議席を伸ばそう…
石川県知事の指摘通り、大手ゼネコンが万博に注力したことで能登の復興は明らかに遅れた。国が巨額の予算で人手を囲い込み、結果的に被災地へ建設会社が行き届かなくなった事実は重い。 国が自らの威信のために万博を優先し、その目的を達したのであれば、次…
世界は今、かつての「世界の警察」が不在となり、剥き出しの「暴力と利権」が支配する極めて危険な時代に突入している。これまで国際秩序を維持してきたアメリカが、ベネズエラ攻撃に見られるように自国の利益のために他国の主権を破壊する「最強の当事者」…
昭和の戦争における指導者の責任については、東京裁判という法廷の場で当時の責任者が処刑されたことにより、厳然たる決着を見た。また、国家間の賠償問題についても、1952年のサンフランシスコ平和条約や1972年の日中共同声明などの国際条約に基づき、法的…
アメリカなどの海外では、大人でも科学的にありえない宗教上の神話や奇跡を、本気で事実だと信じている場合がある。日本人からすると信じがたい話だが、彼らにとっては幼い頃から家族や仲間に囲まれて育んできた「絶対に揺るがない世界の真」なのである。 こ…
トランプ大統領が提示するロシア・ウクライナ間の和平案が、国際社会から強い非難を浴びている。その内容は、ロシアが一般市民を殺害し、都市を破壊したうえで不法に占領した領土について、ウクライナ側にロシアへの譲渡を迫るというものだ。 外交専門家の間…
日本が今、世界に訴えるべきは「10年前に中国による『経済の罠』を警告した我々は、今度は『政治と真実の罠』を警告する」という強いメッセージだ。 10年前、日本が唱えた中国の経済的危険を世界は受け流した。その結果、今や多くの国が経済的な依存から抜け…
日本の外交に必要なのは、論理と国際法に基づく断固とした主張を、先端的な技術力と揺るぎない国際的結束という実効的な「力」で支える、多角的かつ強靭な外交戦略である。 アメリカは、事実上の独裁体制をとる大国との衝突を回避するため、正義や国際法の立…
「歴史」は、しばしば自国の立場や利益を正当化するために作られた話である。そこには客観性よりも、国益や国民感情を優先する姿勢が透けて見える。一部分の事実のみを語ったり、事実を誇張したり、都合のよい解釈を積み重ねたりする傾向は、中国や韓国に限…
地方自治の根幹が揺らいでいる。静岡県伊東市では学歴詐称が発覚した女性市長が、自身に不信任を突きつけた議会を解散した。群馬県前橋市では、既婚の部下とのラブホテルでの密会が報じられた女性市長が続投を表明し、部下のみが事実上処分された。いずれも…
ロシアがウクライナへの兵器供与を非難する一方、自らはイランや北朝鮮からミサイルを受け取り、戦争を継続している。この構図は、国際政治における典型的なダブルスタンダードであり、力による論理が正義を凌駕する危険な兆候である。 ウクライナは、国連憲…
世界は今、正義が勝てない構造に直面している。ロシアは武力で、アメリカは制度内から、そして中国は経済圧力で、国際秩序を自国の都合でねじ曲げようとしている。これら三大国に共通するのは、他国を犠牲にしてでも自国の利益を最優先するという姿勢であり…
日本の政治が安定しない理由は、政党の数や政策の違いにあるのではない。根底には、言葉の空洞化と、それを助長する報道構造、そして有権者の判断力の揺らぎがある。野党は分裂を繰り返し、新興政党がなりふり構わず議員数を伸ばそうとする。理念や責任より…
今、わが国の政治資金を巡る問題に対し、多くの国民が「モヤモヤ」とした違和感を抱いている。その違和感の根源は、政治家が主張する「法的には問題ない」という「適法性の論理」と、国民が求める「政治家として許されるのか」という「倫理性の要求」との間…
高市首相がトランプ氏との会談で見せた親しげな振る舞いをめぐり、蓮舫氏が「演出ではなく信頼で成り立つ政治を」と批判した。確かに、国家の代表としての威厳や対等性を欠いた印象は否めない。外交儀礼の観点から見れば、首脳同士の過度な身体的接触や感情…
日本の外交に必要なのは、論理と国際法に基づく断固とした主張を、確かな技術力(レールガンやレーザー兵器の完成など)と揺るぎない国際的な結束という「力」で裏打ちする、多角的で強靭な外交戦略であろう。
米国のドナルド・トランプ前大統領が中国の習近平国家主席との電話会談で台湾問題について中国側の立場に「理解を示す」趣旨の発言をしたとされる報道が、日本の安全保障関係者の間で大きな波紋を広げている。これは、ウクライナ侵攻時に米国が当初は支援を…