弁護士でコメンテーターの菊間千乃氏がテレビ番組で中国総領事の発言について「言葉の選択がちょっとひどい」と述べた。この短いコメントを取り上げた記事が、ヤフーニュースのトップページに掲載された。
番組内の一言が“トップニュース”として扱われる光景は、ニュース価値の基準が大きく揺らいでいることを象徴している。ネット上では誹謗中傷や挑発的な書き込みが日常化し、情報が粗く消費される状況が続く。
私は、こうした背景にはメディアの興味本位で軽い判断があると捉えている。内容よりも話題性を優先して情報を提示すれば、受け手も情報の重さを見誤り、発言が軽くなりやすい。結果として、口喧嘩や暴言が増え、ネット空間全体が荒れやすくなる。
社会(口コミやSNSで発言する人々)が冷静に情報を扱うためには、メディアの価値基準や社会秩序に対する姿勢が大きな影響を与える。情報の重みを確かめる姿勢が、今改めて求められている