自己の意見形成の場では、必ずしも理想的に考えられるわけではない。私たちは日々、限られた情報や限られた経験をもとに理解を組み立てるしかなく、そこに捻じ曲げられた情報やニセ情報が入り込むことも少なくない。完全に客観的で公平な意見を形成することは現実的に不可能であり、それを求めること自体が無理な話である。
したがって、主張や議論を行う際には、謙虚さが重要となる。自分の考えや意見を絶対視して無理に押し通そうとせず、理解の範囲や情報の偏りを自覚し、多様な視点や情報に触れ、常に考えを更新できる態度で臨んだり不確実性や限界を認める姿勢でいることこそ、思考を健全に保つための最も現実的な方法である。