もう一つの視点

真理は少数から始まる

キャッチーな言葉の危険性

 SDGsダイバーシティ(多様性)、トランスジェンダー。こうしたキャッチーな言葉の取り扱いには、細心の注意が必要である。

 流行への便乗や都合の良い解釈による悪用、そして社会的な矛盾が顕在化し始めている。また、一種の「催眠」にも似た危険性もはらんでいる。怪しい新興宗教を盲信したり一気にルーズソックスが流行ったりするように、単なる集団心理や一時的な思い込みを「真実の自分」であると錯覚し、性急に性別を変えてしまうような事態も起きかねない。

 こうした「いいとこ取り」や形骸化が進めば、社会は規律を失い、悪者がはびこり、自身の人生を台無しにする人々が増えるだろう。文字通り「何でもあり」の状態へと変わっていく。安易な受容が人類にどのような負の影響をもたらすのか。今こそ様々な学問的視点からの分析に基づいた、総合的かつ普遍的な検証が必要である。これらの流行りの言葉は、水戸黄門の印籠ではない。