もう一つの視点

真理は少数から始まる

後手に回る日本への警鐘

 山火事が多発している。山梨の出火場所は登山道沿いのベンチ付近、神奈川は山小屋だった。群馬の出火原因は調査中だが、いずれも人気(ひとけ)の少ない登山道沿いであることを考えると、意図的かタバコによる可能性が高い。

 日本には、「日本なんか無くなればいい」と心底思っている国の人や、日常的にタバコを吸う習慣がある国の人たちも、日本観光に大勢やってくる。特に今はオーバーツーリズムの影響で、来日観光客は人が少ない静かなところを選ぶ傾向にある。こうした場所へも彼らがやってくることは、十分に考えられるだろう。

 防犯、経済、外交、災害、防衛など全てにおいて、蓋然性の高い危険性については、未然に防ぐ対応をとるのが当たり前である。登山に限らず、来日観光客の日本での行動について、何らかの対応が必要であろう。

 

 事実上の難民受け入れであるが、日本以外の教育や習慣の中で育った人が日本で自分なりに普通に振る舞うとどうなるのか、そして難民を受け入れた国々がどういう結末を迎えたのか詳しく分析し、日本の安全や秩序が脅かされることのないよう、間違いのない対応を事前に行わなければならない。

 資源においても、レアアースの輸出制限を受けてようやく南鳥島へ調査船を出すといった、日本の「事が起きてから動く」体質には危機感を覚える。高速増殖炉やICT教育、難民政策など、その分野の先進国が撤退した後に周回遅れで参入する事例も少なくない。後手に回るだけでなく、時に的外れな策を堂々と講じる日本の現状は、あまりにも危うい。