今年に入って日経平均株価が急激に上昇した。衆院の解散報道が決定打になった形だ。しかし、立憲民主党と公明党による新党結成の合意報道が流れてから、2日続けて下落に転じている。
来たる衆院選で高市氏が勝利すれば、日経平均はさらに上昇する可能性もあるが、新党「中道改革連合」が躍進すれば、窓を埋める水準まで下落する気配もある。買い時を逃して下落を期待している層にとっては、今後自民党から大物議員が離党して新党へ合流するかが最大の注目点となるだろう。
野党が自民党との合流や離反を繰り返すばかりでは、どれほど自民党が腐敗しても一党優位体制は終わらない。これでは事実上、独裁国家と大差がない。一党支配のよどみは、経済や国民生活、さらには外交的な地位低下に直結する。政権交代可能な二大政党制を定着させ、安定した政治体制を築くことが必要だ。
こうした観点から、首相経験者を含む自民党内の中道派議員には、離党という英断を下し、日本に重厚な政治体制を根付かせる役割を期待したい。岸田氏や石破氏も、党内で非主流派として埋没したままでは、政治家として本望ではないはずだ。彼らが新党に合流すれば、自民党や他の野党からも雪崩を打つように離党者が続き、新党の勢力が一気に拡大する可能性もある。
どちらに転んでもおかしくない状況だ。今は焦らず、もうしばらく政局を注視したほうがよさそうである。