もう一つの視点

真理は少数から始まる

教育

教員志願者が激減する理由-不条理と労働環境

学校でいじめが起きると、世論は一斉に学校や教師を「悪者」として非難する。しかし、他人をいじめるような性質を子供に植え付けたのは、果たして学校だろうか。もし学校がそのような教育を行っているのなら、より多くの子供がいじめに加担しているはずであ…

負の遺産と人権教育 ― 理想を求めるほど遠ざかる現実

草津温泉の近隣に「国立療養所栗生楽泉園」がある。かつてハンセン病患者が隔離生活を送った場所であり、昭和初期には過酷な「重監房」も存在した。現在は人権教育の一環として、負の遺産を後世に伝えるための「重監房資料館」が設置されている。 ハンセン病…

なぜ子ども達は学校に行けなくなったのか

近年、不登校の児童・生徒が増加している。 ふと考えるのは、昭和20年代~40年代前半頃までの小・中学校ではどうだったのか、ということだ。体罰(暴力ではない)を交えた厳しい指導が当たり前だった時代、病気や家庭の事情を除いて、不登校の子どもはどれほ…

発達段階を無視した教育はいけない

戦争時代や原爆投下後の様子を描いた『はだしのゲン』を、小学校の図書館に置くべきかどうかで議論している市教委がある。作品には、原爆で皮膚が溶け落ちながら歩く描写や、強姦シーンなどの性描写も含まれている。 小学校に置くべきだとする意見の主張は「…

残念なGIGAスクール構想(後編)―知的蓄積は今どこへ

日本の教育は、GIGAスクール構想の推進によって大きな転換点を迎えている。全国の小中学校に一人一台の端末が配備され、校舎には高速ネットワークが整備された。教育のデジタル化は、表面的には「未来志向の改革」として歓迎されているが、その実態は、教育…

残念なGIGAスクール構想(前編)―世界の潮流に逆行

日本が進めるGIGAスクール構想は、全国の児童生徒に一人一台の端末を配備し、ICTを活用した教育を推進するという壮大な計画である。だが、この構想が「教育の未来を開く鍵」として語られる一方で、30年ほど前からICT教育が進められてきた世界の教育先進国が…