もう一つの視点

真理は少数から始まる

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

お友達や業界の利権よりも、国民生活を考えて

かつて5kg2000円前後が当たり前だったお米の価格が、今や3500円から4000円を超える異常事態となっている。スーパーの棚からお米が消えた「令和の米騒動」を経て、供給が安定したはずの今もなお、私たちの家計を圧迫し続けているのはなぜか。その背景には、単…

キャッシュレスは不便?

今の日本には驚くほどたくさんの支払い方法がある。それが店ごとにバラバラである現状が、キャッシュレス決済をかえって使いにくいものにしている。コンビニやスーパーのレジ前で、客は「この店ではどれが使えるのか」とロゴを凝視し、自分の持ち札を確認す…

ことわざの矛盾

「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」、「善は急げ」と「急がば回れ」のように、ことわざには反対の意味を持つペアが数多く存在する。このように真逆の言葉がどちらも成立している以上、ことわざを勝手に現実に当てはめることには無理がある。どち…

衆院選、試される国民の判断

( ※ この記事は、しばらくトップに固定したいと思います ) 国際会議や首脳会談のたびに首相が代わるような不安定な政治は、国際的な信用を失い、国力の低下を招く。今の日本に求められているのは、代表たちの不祥事が目立つ新興政党が、耳当たりのよい言葉…

建築家の勘違いが風景を汚す

建築物を眺めたとき、言葉にできない悲しさや不気味さを感じることがある。例えば、最高裁判所大法廷の天井にある、グローリーホール(ダム穴)のような不気味な穴。あるいは、京都の玄関口に建つ、中国が想像した未来都市のようなデザインの京都タワー。こ…

山上被告もまた被害者であった

山上被告に無期懲役が言い渡された。人を殺めた以上、罰を受けるのは当然だが、裁判所が「生い立ちが事件に影響したとは認められない」とした点には、事実として強い疑念を抱く。 判決では「被害者と宗教団体は無関係」とされるが、安倍氏は団体に肩入れし、…

神格化される安倍政治の真実

自民党は安倍氏の国葬を断行したり、神社内に顕彰碑を建てて彼のマフラーなどをご神体として奉納する式に出席したりするなど、未だに彼を「神」のごとくあがめている。だが、彼が遺した負の遺産に目を向ければ、その評価は180度変わる。 まず、彼が好んだ「…

「~に違いない」

学術論文で「きっと、~に違いない」という表現を見かけることはない。しかし、自治体のプロジェクト報告書などを読むと、この表現が多用されているケースが散見される。 冷静に分析すれば、「きっと、~に違いない」は奇妙な言い回しだ。事実なら「~である…

「ナンバーワン」と「飛距離」を巡る誤解―美しい響きの誘惑

現実の社会では、個人も企業も上を目指して日々切磋琢磨している。頂点を志す強い意思こそが進歩や発展の原動力であり、その懸命な努力の積み重ねが、豊かな人生を形作り、科学技術や文化、経済を向上させてきた。 それにもかかわらず、「ナンバーワンになら…

日本の景観美と電線問題

飛騨高山の美しい街並みがテレビに映るたびに、ここから電線が消えれば、どれほど風情が増すだろうと思う。同様に京都の竹林でも、電線の存在が古都の静かな景観を損ねている。地中化が進んでいる区域もあるが、依然として電線が無造作に空を走る場所が目立…

「試合を楽しみたい」は敗北への一歩

女子卓球や女子バレーなど、日本代表のスポーツ選手が「明日の試合は楽しみたい」と笑顔で語る場面をよく目にする。 しかし、このセリフを口にして勝利した選手を、少なくとも私は一度も見たことがない。この言葉を発した選手やチームは、終始相手のペースに…

日経平均株価と中道改革連合

今年に入って日経平均株価が急激に上昇した。衆院の解散報道が決定打になった形だ。しかし、立憲民主党と公明党による新党結成の合意報道が流れてから、2日続けて下落に転じている。 来たる衆院選で高市氏が勝利すれば、日経平均はさらに上昇する可能性もあ…

トランプ氏へ金メダル譲渡-歪んだ価値観に世界の命運を託せるか

マチャド氏が自身のノーベル平和賞メダルをトランプ氏に贈り、トランプ氏がそれを喜んで受け取ったという。自己の名誉の証を他人にあげる感覚も、それを受け取って悦に入る感覚も、到底理解しがたい。 マチャド氏については、個人の奇行として片付けることも…

謝罪の意味

「すみませんでした」や「謝罪いたします」という言葉は、それ自体が責任を取ったことにはならない。これらは、これから責任を取りますという「意思表明」や「宣言」に過ぎない。しかし、それを口にしただけで済ませようとするケースが非常に多い。謝罪の言…

教員志願者が激減する理由-不条理と労働環境

学校でいじめが起きると、世論は一斉に学校や教師を「悪者」として非難する。しかし、他人をいじめるような性質を子供に植え付けたのは、果たして学校だろうか。もし学校がそのような教育を行っているのなら、より多くの子供がいじめに加担しているはずであ…

知恵袋、回答以外の投稿は不要

ヤフーの「知恵袋」というサービスの回答欄を見てみると、質問の答えになっていない書き込みがあまりにも多い。誤字・脱字の指摘から「自分で調べろ」といった暴言まで、まさに「何でもあり」の状況だ。中には、見ず知らずの相手に説教を始める回答者までい…

衆愚政治をもたらす民主主義

最近の選挙結果や政治の現実を見れば、民主主義が「ベストな仕組み」などではないことは明白だ。「勝てば何をしてもいい」という多数派の専制を正当化する道具に成り下がっている。 トランプ氏のような扇動的なリーダーが、どれほど暴言を吐き、自己中で世界…

後手に回る日本への警鐘

山火事が多発している。山梨の出火場所は登山道沿いのベンチ付近、神奈川は山小屋だった。群馬の出火原因は調査中だが、いずれも人気(ひとけ)の少ない登山道沿いであることを考えると、意図的かタバコによる可能性が高い。 日本には、「日本なんか無くなれ…

日本でヒッチハイクは馴染まない

来日した外国人がヒッチハイクで日本を縦断する様子が、テレビ番組で放送されることがある。諸外国の習慣はわからないが、日本ではヒッチハイクという手法は馴染まないように思う。 見知らぬ人が道端で親指を立てていても、積極的に「乗せてあげよう」と考え…

ストリートピアノは必要か

ストリートピアノは、駅構内や展望室、休憩所といった公共空間において、望まない不特定多数の人々に音を強制的に聞かせる行為であり、受動喫煙と同様の迷惑行為である。ベンチのある休憩所や展望室、喫茶コーナーなどは、静かな休息や会話のために利用され…

「議論に勝つ」?

「議論に勝つ」、「論破する」などという言葉を耳にすることがある。 いったい何をめざして議論をしているのだろうか。本来、議論や話し合いは、相手を言いくるめるための「詭弁ゲーム」でも、感情をぶつけ合う「口喧嘩」でもない。 互いに情報を共有し、よ…

政権交代なき国-政治の不安定はなぜ続く

日本の政治が安定しない理由は、政党の数や政策の違いにあるのではない。根底には、言葉の空洞化と、それを助長する報道構造、そして有権者の判断力の揺らぎがある。野党は分裂を繰り返し、新興政党は理念や責任よりも目先の影響力を優先して議席を伸ばそう…

なぜ障害者の「普通」は、同情の対象になるのか

「できること」と「できないこと」があるのは、誰にとっても当たり前のことである。計算が苦手な人もいれば、スポーツが苦手な人もいる。しかし、私たちはそうした人を見て「かわいそう」と同情したり、普通に生活しているだけで「頑張っているね」と涙を流…

「万博優先」の代償 -黒字分は被災地へ

石川県知事の指摘通り、大手ゼネコンが万博に注力したことで能登の復興は明らかに遅れた。国が巨額の予算で人手を囲い込み、結果的に被災地へ建設会社が行き届かなくなった事実は重い。 国が自らの威信のために万博を優先し、その目的を達したのであれば、次…

警察不在の地政学-日本が生き残るために

世界は今、かつての「世界の警察」が不在となり、剥き出しの「暴力と利権」が支配する極めて危険な時代に突入している。これまで国際秩序を維持してきたアメリカが、ベネズエラ攻撃に見られるように自国の利益のために他国の主権を破壊する「最強の当事者」…

負の遺産と人権教育 ― 理想を求めるほど遠ざかる現実

草津温泉の近隣に「国立療養所栗生楽泉園」がある。かつてハンセン病患者が隔離生活を送った場所であり、昭和初期には過酷な「重監房」も存在した。現在は人権教育の一環として、負の遺産を後世に伝えるための「重監房資料館」が設置されている。 ハンセン病…

「みんなで大家さん」-官民一体となった加害構造

「みんなで大家さん」を巡る問題は、かつての豊田商事事件を上回る4000億円規模の、戦後最大級の投資被害である。国が許可した制度を隠れ蓑に、実態の乏しい成田開発を餌にして高齢者から巨額の資金を集めた。その実態は、新規投資家の資金を配当に回す「ポ…

「箱根駅伝」に感じた違和感 ― 教育現場から過酷な競技を切り離す

箱根駅伝で死に物狂いに走る学生の姿を見て、強い違和感を抱いた。本来、学生の「運動」は心身の健やかな発達を目指すべきだが、現在の「運動」は勝利や興行を優先し、若者に健康や寿命を削るような無理を強いている。 ボクシングの脳損傷やマラソンの内臓へ…

キャッチーな言葉の危険性

SDGs、ダイバーシティ(多様性)、トランスジェンダー。こうしたキャッチーな言葉の取り扱いには、細心の注意が必要である。 流行への便乗や都合の良い解釈による悪用、そして社会的な矛盾が顕在化し始めている。また、一種の「催眠」にも似た危険性もはらん…

警察官や教師を嫌いな人

反社会的勢力や不良と呼ばれる人々は、警察が大嫌いで悪口ばかり言う。同様に、学校や教師の悪口を繰り返す子どもや親も存在する。 彼らに共通しているのは、自分の思い通りにいかないと荒れる気質や、困難から逃げ続け口先だけで実行力が伴わないといった性…