もう一つの視点

真理は少数から始まる

2026-01-01から1年間の記事一覧

後手に回る日本への警鐘

山火事が多発している。山梨の出火場所は登山道沿いのベンチ付近、神奈川は山小屋だった。群馬の出火原因は調査中だが、いずれも人気(ひとけ)の少ない登山道沿いであることを考えると、意図的かタバコによる可能性が高い。 日本には、「日本なんか無くなれ…

日本でヒッチハイクは馴染まない

来日した外国人がヒッチハイクで日本を縦断する様子が、テレビ番組で放送されることがある。諸外国の習慣はわからないが、日本ではヒッチハイクという手法は馴染まないように思う。 見知らぬ人が道端で親指を立てていても、積極的に「乗せてあげよう」と考え…

ストリートピアノは必要か

ストリートピアノは、駅構内や展望室、休憩所といった公共空間において、望まない不特定多数の人々に音を強制的に聞かせる行為であり、受動喫煙と同様の迷惑行為である。ベンチのある休憩所や展望室、喫茶コーナーなどは、静かな休息や会話のために利用され…

「議論に勝つ」?

「議論に勝つ」、「論破する」などという言葉を耳にすることがある。 いったい何をめざして議論をしているのだろうか。本来、議論や話し合いは、相手を言いくるめるための「詭弁ゲーム」でも、感情をぶつけ合う「口喧嘩」でもない。 互いに情報を共有し、よ…

政権交代なき国-政治の不安定はなぜ続く

日本の政治が安定しない理由は、政党の数や政策の違いにあるのではない。根底には、言葉の空洞化と、それを助長する報道構造、そして有権者の判断力の揺らぎがある。野党は分裂を繰り返し、新興政党は理念や責任よりも目先の影響力を優先して議席を伸ばそう…

なぜ障害者の「普通」は、同情の対象になるのか

「できること」と「できないこと」があるのは、誰にとっても当たり前のことである。計算が苦手な人もいれば、スポーツが苦手な人もいる。しかし、私たちはそうした人を見て「かわいそう」と同情したり、普通に生活しているだけで「頑張っているね」と涙を流…

「万博優先」の代償 -黒字分は被災地へ

石川県知事の指摘通り、大手ゼネコンが万博に注力したことで能登の復興は明らかに遅れた。国が巨額の予算で人手を囲い込み、結果的に被災地へ建設会社が行き届かなくなった事実は重い。 国が自らの威信のために万博を優先し、その目的を達したのであれば、次…

警察不在の地政学-日本が生き残るために

世界は今、かつての「世界の警察」が不在となり、剥き出しの「暴力と利権」が支配する極めて危険な時代に突入している。これまで国際秩序を維持してきたアメリカが、ベネズエラ攻撃に見られるように自国の利益のために他国の主権を破壊する「最強の当事者」…

負の遺産と人権教育 ― 理想を求めるほど遠ざかる現実

草津温泉の近隣に「国立療養所栗生楽泉園」がある。かつてハンセン病患者が隔離生活を送った場所であり、昭和初期には過酷な「重監房」も存在した。現在は人権教育の一環として、負の遺産を後世に伝えるための「重監房資料館」が設置されている。 ハンセン病…

「みんなで大家さん」-官民一体となった加害構造

「みんなで大家さん」を巡る問題は、かつての豊田商事事件を上回る4000億円規模の、戦後最大級の投資被害である。国が許可した制度を隠れ蓑に、実態の乏しい成田開発を餌にして高齢者から巨額の資金を集めた。その実態は、新規投資家の資金を配当に回す「ポ…

「箱根駅伝」に感じた違和感 ― 教育現場から過酷な競技を切り離す

箱根駅伝で死に物狂いに走る学生の姿を見て、強い違和感を抱いた。本来、学生の「運動」は心身の健やかな発達を目指すべきだが、現在の「運動」は勝利や興行を優先し、若者に健康や寿命を削るような無理を強いている。 ボクシングの脳損傷やマラソンの内臓へ…

キャッチーな言葉の危険性

SDGs、ダイバーシティ(多様性)、トランスジェンダー。こうしたキャッチーな言葉の取り扱いには、細心の注意が必要である。 流行への便乗や都合の良い解釈による悪用、そして社会的な矛盾が顕在化し始めている。また、一種の「催眠」にも似た危険性もはらん…

警察官や教師を嫌いな人

反社会的勢力や不良と呼ばれる人々は、警察が大嫌いで悪口ばかり言う。同様に、学校や教師の悪口を繰り返す子どもや親も存在する。 彼らに共通しているのは、自分の思い通りにいかないと荒れる気質や、困難から逃げ続け口先だけで実行力が伴わないといった性…