2026-01-01から1年間の記事一覧
カスタマーハラスメントに関する法整備を進めるのであれば、逆の立場に対する救済や不正確・不誠実な対応を抑制する仕組みについても、同時に整備されるべきである。「カスハラだ」「誹謗中傷だ」と主張すれば、不適切な対応や言動がすべて許容されるわけで…
令和6年度の調査によると、全国の小学生のうち13万7704人(約44人に1人)が不登校で、10年間で5倍以上に急増している。中学生なら昔も学校に1人位いて、保健室通学をしたり遅刻して登校したりしていたが、現在は低年齢化が進み、人数も比べものにならない。 …
欧米や中東地域の道徳教育は、その根底を宗教的な「絶対のルール」に置くことが多い。正しいか否かを神の教えという外側の基準で判断するこのあり方は、時にそれ以外の価値観を「悪」と断じる排他性を生み、深刻な対立の火種となってきた。 対して日本の道徳…
自分の都合を優先し、塩素系洗剤やシャンプー、油などを直接川へ流す。あるいは交換費用を惜しんで古い浄化設備を使い続け、汚水を垂れ流す。こうした身勝手な振る舞いが、社会のあちこちで行われている。その排水は、浄化しきれない微量な成分となって地域…
人間は、よくミスや勘違いをする。そうすると、私たちは「人間の脳はまだ未発達で、うまくできていない」「機械のほうが性能がいい」と考えがちである。はたして、そうだろうか。 万物は流転する。すべては空である。私たちが絶対だと思っている物理の法則や…
日本の外交能力の欠如は、目を覆いたくなるほど深刻である。長年、米国とイランの双方と友好関係を維持してきた日本は、本来なら今回の衝突でも主導的な仲介役を果たすべき立場にある。しかし、現実に交渉を動かしているのはパキスタンやトルコであり、日本…
トランプ大統領は一見すると異質で、独善的な人物のように映る。しかし彼は、アメリカという国が抱える本質を、単に素直に表現しているだけではないだろうか。巧みな外交辞令で親友のように振る舞ってきた歴代の大統領たちよりも、ある意味では裏表のない誠…
日本が今、向き合わなければならない「問題」とは、正義の味方のふりをして日本を利用し続けるアメリカと、理屈の通じない執念を持つ近隣諸国の存在である。これまでの「アメリカが守ってくれる」「話し合えばわかる」という甘い考えは、すべて捨て去る時が…
今日は新年度のスタートだ。テレビでは、ビルの谷間を新社会人たちが足早に歩いている映像が映し出されていた。彼らはこれから、パソコンの画面と向き合いに行くのだろうか。あるいは、スマホやAIの開発に向かうのだろうか。同じ時、地球の別の場所では当た…
連休初日の昨日、新名神高速道路で大きな事故が起き、子供を含む6人が死亡した。工事の影響による渋滞の列に、トラックが突っ込んだという。 連休にドライブをしていると、工事中で車を止められることがよくある。多くの人が車で出かける連休にまで工事をす…
アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領が、今度は「私に国際法は必要ない」「私を止められるのは私自身の道徳だけだ。私の心だ」と述べた。この二つの言葉は、彼の本心なのだろう。これでは「ルールを無視して自分勝手な振る舞いをする」と公言しているも…
市議会議員や企業での採用の一定割合を女性に割り当てる制度や、大学教授の公募における「女性限定」という条件を目にする機会が増えている。しかし、これこそ男女不平等である。職域において、性差による差別は許されない。 能力に基づいた採用を行わなけれ…
数年前から、ラジオやテレビで、数か月おきに「サザンまるごと〇〇分」や「ユーミン特集」などをやっているように感じられるのは気のせいか。 もともとサザンの曲もユーミンの曲も好きで、数十年にわたり時々聞いていたが、最近は曲がかかるとすぐにスイッチ…
AIサービスを含むGoogleのシステムは、ログイン状態での行動データを同一のアカウントIDに集め、統合している(Googleのプライバシーポリシーおよびサービス規約に明記)。Gmailの送受信内容、位置情報の推移、検索履歴、動画視聴履歴といった情報は、単一の…
教員は,退勤時刻を過ぎ帰宅時刻が遅ければ遅いほど「やる気のある先生だ」「熱心で教員の鏡だ」と評価される。自分や自分の家族を犠牲にすればするほど教員として素晴らしいらしい。しかし,自分の家族さえ大事にできないような人物に本当の教育はできない…
今、私たちが直面しているのは、中国という国の「変わらない恐ろしさ」である。中国にはそもそも善悪の判断基準などなく、自国の利益と野望のためであれば、どこの国に対しても何でもやる。ある時は仲が良いふりをして見せかけの接近をし、相手を油断させて…
教育現場の深刻な教員不足が叫ばれて久しい。 その現場を支えているのは、定年退職後も教壇に立ち続けるベテランの臨時的任用教員(講師)たちである。 しかし、このベテランたちを待ち受けているのは、労働の正当な対価とは程遠い、あまりに不条理な給与体…
国民は、不祥事が指摘されていた議員たちを全員当選させた。そして事実上、一党独裁政治を選択した。これで自民党に対するブレーキは完全に失われた。もはや、高市氏に異を唱えられる人はいなくなった。実質的に、ロシアや中国の政治とどこが違うのか。 不正…
ネットニュースに、「裏金問題どこへ?自民・丸川珠代氏『高市さん』連呼で優勢か」という記事があった。丸川氏は、有権者を馬鹿にしすぎであるが、実際これが最も効果的だ。 詭弁やパフォーマンス、テレビ情報によって作られた感情で、国を導く人を決める。…
かつて5kg2000円前後が当たり前だったお米の価格が、今や3500円から4000円を超える異常事態となっている。スーパーの棚からお米が消えた「令和の米騒動」を経て、供給が安定したはずの今もなお、私たちの家計を圧迫し続けているのはなぜか。その背景には、単…
今の日本には驚くほどたくさんの支払い方法がある。それが店ごとにバラバラである現状が、キャッシュレス決済をかえって使いにくいものにしている。コンビニやスーパーのレジ前で、客は「この店ではどれが使えるのか」とロゴを凝視し、自分の持ち札を確認す…
「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」、「善は急げ」と「急がば回れ」のように、ことわざには反対の意味を持つペアが数多く存在する。このように真逆の言葉がどちらも成立している以上、ことわざを勝手に現実に当てはめることには無理がある。どち…
国際会議や首脳会談のたびに首相が代わるような不安定な政治は、国際的な信用を失い、国力の低下を招く。今の日本に求められているのは、代表たちの不祥事が目立つ新興政党が、耳当たりのよい言葉で権力に近づくことではない。必要なのは、国内外から信頼さ…
建築物を眺めたとき、言葉にできない悲しさや不気味さを感じることがある。例えば、最高裁判所大法廷の天井にある、グローリーホール(ダム穴)のような不気味な穴。あるいは、京都の玄関口に建つ、中国が想像した未来都市のようなデザインの京都タワー。こ…
山上被告に無期懲役が言い渡された。人を殺めた以上、罰を受けるのは当然だが、裁判所が「生い立ちが事件に影響したとは認められない」とした点には、事実として強い疑念を抱く。 判決では「被害者と宗教団体は無関係」とされるが、安倍氏は団体に肩入れし、…
自民党は安倍氏の国葬を断行したり、神社内に顕彰碑を建てて彼のマフラーなどをご神体として奉納する式に出席したりするなど、未だに彼を「神」のごとくあがめている。だが、彼が遺した負の遺産に目を向ければ、その評価は180度変わる。 まず、彼が好んだ「…
学術論文で「きっと、~に違いない」という表現を見かけることはない。しかし、自治体のプロジェクト報告書などを読むと、この表現が多用されているケースが散見される。 冷静に分析すれば、「きっと、~に違いない」は奇妙な言い回しだ。事実なら「~である…
現実の社会では、個人も企業も上を目指して日々切磋琢磨している。頂点を志す強い意思こそが進歩や発展の原動力であり、その懸命な努力の積み重ねが、豊かな人生を形作り、科学技術や文化、経済を向上させてきた。 それにもかかわらず、「ナンバーワンになら…
飛騨高山の美しい街並みがテレビに映るたびに、ここから電線が消えれば、どれほど風情が増すだろうと思う。同様に京都の竹林でも、電線の存在が古都の静かな景観を損ねている。地中化が進んでいる区域もあるが、依然として電線が無造作に空を走る場所が目立…
女子卓球や女子バレーなど、日本代表のスポーツ選手が「明日の試合は楽しみたい」と笑顔で語る場面をよく目にする。 しかし、このセリフを口にして勝利した選手を、少なくとも私は一度も見たことがない。この言葉を発した選手やチームは、終始相手のペースに…